安全運転講習会広島開催にて広島県警からのご講演

広島県開催の安全運転講習会にて、広島県警察本部 交通部 交通企画課 課長補佐の久保様より交通事故の現状についてご講演いただきました。
冒頭に警察業務の各業に協力いただいてること、介護や福祉車輌の運転を通じて社会へ貢献していることに感謝を述べられました。
「広島県内の交通事故発生状況については年々減少しています。平成23年のケガによる人身事故は約15000件、平成27年では約11000件まで減少、約3割の減少。
交通事故で亡くなる方は平成23年113名、平成24年125人、平成25年116名、平成26年117名とほぼ横ばいで推移、平成27年95名と一昨年と比べ22名の減少となりました。これは偏に皆様の御協力によるものと深く感謝申し上げます。
また、最近の死亡事故の特徴は、65歳以上の高齢者による事故が多くなっています。平成23年以降の交通事故死者数は65歳以上の占める割合は半数となっています。
広島県内の全人口の約25%が高齢者といわれているので、人口比で言うと1/4が高齢者、交通死亡事故のみだと1/2が高齢者となります。
広島県警では交通死亡事故を90人以下にしようという取り組み「なくそう交通死亡事故・アンダー90作戦」をおこなっています。
また、オレオレ詐欺による被害を本年は,年間の被害総額10億円以下の目標を掲げ,「なくそう特殊詐欺被害・アンダー10作戦」と銘打った,県警察の総力を挙げた諸対策を強力に推進しています。
昨年の交通死亡事故は95名、特殊詐欺被害額も14億円と目標は達成となっておりません。今年も交通死亡事故を抑止し、特殊詐欺被害を防ぎたいと考えていますので皆様の御協力をお願いします。
昨年の交通死亡事故の1/4が夜間、外で歩いている時に起きています。
黒い服を着た場合、自動車の下向きのライトで走行していると約26m先で発見され、明るい服の場合は約38mで発見されます。反射材を付けた場合、約57m先で発見されると言うデータがあります。車を運転される方は歩いている方が反射材を付けている方が危険を早く発見でき安心できるようです、是非とも反射材やLEDライトの活用を呼びかけていただければと思います。
また、後部座席のシートベルトの着用まだまだ守られていません。自動車を発車する前に全席シートベルトの着用を確認してから発車してください。また体調管理を万全に車を運転してください。
また、無事故無違反運動を地域で行っている案内がありました。
最後に皆様が事故を起こすことなく業務を安全に遂行していただくことと皆様が社会に貢献していただくことをご祈念いたします。」


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